今から150年ほど前の中国、四川省成都の北門外で陳というお婆さんが小さな食堂をやっていた。そこに油売りの商人がやってきて曰く、「陳婆さんや、この売れ残りの油と、俺が買ってきたこのお肉で、何かおいしいもの作って食べさせておくれ」。それで陳婆さん、腕を振るって作りましたのが今の日本の麻婆豆腐の原型、陳婆さんの名前を取って「陳麻婆豆腐」と言われる一品。これを一度食べてみたいと思っていた。物の本によると「日本人には、口が馬鹿になって、顔がひん曲がるほど辛い」とあって。先日、奥さんがソースを見つけて買ってきてくれる。さっそく作って食べてみる。なるほど。たしかに辛い。辛いな。うーん辛い。・・・か、か、辛い! 辛いよ! ホント、辛い!! なんで? なんなの? なんでこんなに辛いの? なんでこんなに辛くする必要性があるの?


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