島豆腐というのを買ってくる。パッケージにシーサーが描いてある。沖縄の豆腐のようだ。「消泡剤不使用」とある。「そいつはおいしいだろうな」と思う。「消泡剤不使用だものな」と思う。消泡剤のことはよく知らないけれど。切ってみる。しっかりしている。手で持てる。全く崩れない。箸を入れてみる。豆腐にしては固い。ハンバーグぐらいの固さ。「あ、沖縄のチャンプルーってこの豆腐を使っているのか」と気づく。これだけ固ければ炒めても崩れないよな。食べてみる。おいしい。豆腐というより、厚揚げを食べているよう。がんもどきを食べているよう。しょう油をかけてみる。素材が荒いためなのか染み込む染み込む染み込む。おいしいおいしいおいしい。むかしの豆腐ってこんな感じだったのかなーと思いを馳せて。



コメント