え〜、夏と言えば、やはり、ヒヤタです。冷やしたぬきそば。略称「ヒヤタ」。僕は冷やしたぬきそばが大好きなのです。ということで過日「そろそろ冷やしたぬきシーズン到来だなー」などと勝手なことを考えつつ、前から一度入ってみたいと思っていたおそば屋さんに入店。もちろん冷やしたぬきそばを注文。待つこと数分。出てきたヒヤタは天かすがいっぱい乗っておりました。うれし。まず、天かすを掻き分けておそばを手繰ってみる。ほほー、こちらのお店のおそばは白くて太くて、まるでおうどんのようですね。いただきまーす。う〜ん・・・うどんだな、これ。そばじゃないな。うどんだ。その時、店員が近づいて来て曰く「スイマセン、うどんで出しちゃいました・・・」。我答えて曰く「あ、やっぱり・・・けど、もういいです、これで。食べちゃったんで・・・」。謝りつつ去って行く店員。厨房からは何やらもめているような声が聞こえてくる。僕は全くもって悪くないのに、気まずい気分。ふと隣のテーブルを見る。おばあちゃんとお父さんと子供さんである。おばあちゃんとお父さんは何かしらを食べている。しかし、子供にだけ注文の品が来ていない。我思う「あ、もしかして・・・この冷やしたぬきうどん、君のだったのかな?」 子供さんには注文の品はまだ来ない。おばあちゃんとお父さんは食べ終えてしまいそうだ。その光景を見ながら僕は食べる、頼んでいない冷やしたぬきうどんを。今年初のヒヤタは苦い味でした。
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