そういえば、作家、色川武大さんのエッセイで「ソバはウドンだ」って書いてるエッセイがあったよなぁーと思い出して探し出す。タイトル「ソバはウドン粉に限る」。以下引用。「ソバ粉のソバという奴をあまり好かない。ソバ好きであることは自認しているが、東京にもあるいわゆる名代の手打ソバ屋に行くぐらいなら、協定価格の街方の平凡なソバ屋で、茹でたてをのをツルツルっとすすりたい方である。あんなものは、ウドン粉だくさんで、本当のソバじゃないーーー、といわれたって平気である。ウドン粉けっこう。ソバ粉が全然入っていないというのもどうかと思うが、とにかく街の普通のソバがいい。小さいときからそういうソバを喰って育って、それに慣らされてしまったのであろうが、お袋の味、というのだってそんなものであろう。とにかく、ソバはウドン粉に限る」 なるほど。ウドン粉けっこう。



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